EIGA「巴里のアメリカ人」
ミュージカル映画の最も代表的なもので、「ウエストサイド・ストーリー」が大衆的なヒット作品だとすれば、最も芸術的な作品といえましょうか。ガーシュインの”ラプソディー・イン・ブルー”をはじめとして、ジャズとクラシック音楽の中間を行くもっとも現代的前衛的なジャズ・ミュージカルといえましょうか。
ジーン・ケリーとレスリー・キャロンという近代ダンス界の大御所がミュージカル界の大物監督ヴィンセント・ミネリと組んだ大作。舞台をTVカメラで撮影するというような手法で、ミュージカル・ファンをうならせた映画。振り付けは、ジーン・ケリーみずからが当たったようである。
ちなみにライザ・ミネリは、ヴィンセント・ミネリとジュディー・ガーランドの娘。
1945年にミュージカル「海賊」をジーン・ケリーとジュディー・ガーランドで監督ヴィンセント・ミネリで撮っているので、その撮影中に出来たのではないかと思われたが、正確には1944年製作の「若草の頃」(Meet Me in St.Louis)の撮影後に結婚し、5年後に離婚している。
ジーン・ケリーはその「海賊」では、まだ若くスリムで、往年のようながっしりした男の魅力を未だ備えていない。「若草の頃」の名曲Have Yourself a Merry Little Christmasは未だにクリスマスソングの定番になっているという。
挿絵は、筆者が2008年に描いたシドニー・サーキュラーキー(油彩60号)、1999年にメルボルンとシドニーに行った。オペラハウスで「ラ・ボエーム」を見た。
次は「赤い靴」
jimam090609
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