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「未泌の故意」  クサナギ君事件 no.2

タイトルの意味するところは、ご存知のように「対象者の状態がそのままにして於けば当然状態が悪くなることを第三者が客観的に観ていて分かっていながら何の援助もせずに放って置いて悪い状態になることをいうのですが、第三者には何の責任も生じないばかりでなく、それを意識的に行ったと観られる場合をいう」のです。

まさにクサナギ君は、一緒に飲んでいた友人たちも、飲みすぎだということは知っていたはずだし、途中まで一緒に帰った人たちには、ある程度の予測はついたはずである。ここにも友人たち、もしくはお店のひとたちによる「未泌の故意」は成立する。

警察官に抵抗して、逮捕されたということだが、酔っ払いは当然そんなに簡単には言うことを聞かない。ヤクの問題があるかもしれないので逮捕したということは、ある意味、現代的な処置で、妥当な逮捕だったとは言えようが、それにしても少し大げさだったような気がする。だが、最も重要な「未泌の故意」は、事務所側のマネージメントの不行き届きということだと思う。

私は、毎年夏に行われる「少年隊ミュージカル」に20年間お付き合いした劇場で、技術サイドの責任者だったが、ジャニーズ事務所のマネージャーさんたちのきめ細かなフォローぶりを充分承知しているので、今回のようなことは、全く信じられない。クサナギ君が恐らく今日は友人と飲みに行くから、「***君は先に帰っていいよ」と言ったかどうか知らないが、恐らく、マネージャー君はそこにはいなかった。本来ならば、自宅に送っていくまでが仕事のはずである。こういう事態になって初めて事の重大さに頭を抱えていることと思われるが、これは重大な「過失」である。

今どきの大学には、情報処理学科とか音楽マネージメント学科とか舞台芸術やメディア関連のマネージメントに関する学問・学科がたくさんあって、芝居をするにも、先ず予算のことを考えないでは、文化活動として認められないというようなことを教えているようですが、その最先端の現場は、正にクサナギ君のようなスーパーアイドルをどのようにマネージメントするかが問題なのではないでしょうか・・・・・・・そういう学科では、どのようにこの事件を扱うのでしょうか。

友達感覚でもいいが、若者たちの希望とも言うべきそういう存在をどのようにフォローするか、これは閣僚をフォローする場合とは違って、ピストルを持っているわけではないが、マネジメントの基本的なテーマではないでしょうか。お金の計算だけやっているのがマネージメントではないのです。・・・・閣僚といえば、泥酔に近い状態で公の場で醜態をさらした大臣がいたが、あれも正に取り巻きの秘書、外務省の関連部署の「未泌の故意」の典型といえよう。クサナギ君が「今日はいいよ僕が自分で払うから」と言っていたし、100%フォローされるのもいやだろうから・・・・・・みたいな感覚で、仕事を放棄した。

実はそこが落とし穴だった。そして、事務所の上司も現場に任せていた。まさに「未泌の故意」の典型的な例といえましょう。しかしこの職場放棄を本当に故意にやっていたのだとしたら、まさにクサナギ君は、はめられた訳ですし、もっと大きな腹黒い意思が働いていたと思えるわけです。単純に酒を飲みすぎて騒いで捕まった事件にしては、メディア業界だけでなく、公共放送や公共広告機構などの公の組織までが大きな影響を受けてしまったのですから・・・・・・・・・・。

そして、この問題は、音楽マネージメント業界の今後の対社会的な活動に影響を与えることは必至で、関連組織がこぞってそうしたことへの教育啓蒙が重要な目的使命となってくるのではないでしょうか。お金を勘定することばかりやっているとこうした大きな落とし穴がたくさん出てくるのではないでしょうかという警告ととらえようではありませんか。

imacoconiiruJIMMA090425

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